神聖なチャペルに約100年前に作られたアンティークステンドグラスを設置しました!
このステンドグラスは『新約聖書』の「ルカによる福音書1章26節」に書かれている「受胎告知」をテーマに描かれたものです。
「受胎告知」はナザレに住む未婚の女性、マリアの親戚エリザベツがヨハネとして知られている子(のちに、イエスに洗礼を授けた洗礼者)を宿した6ヶ月目に、神の遣いである大天使ガブリエルがマリアの前に現れ、「恐れることはありません。あなたは聖霊の力によって、神の子を身ごもり、男の子を産むでしょう。その子に、ヘブライ語で神を意味するイエスと名付けるように」と告げたお話しのことです。
受胎告知を題材とした絵画等は何世紀にも渡って、たくさん作成されています。
写真がちょっと見づいですけど、このステンドグラスに描かれている人物等についてもご説明しますね。
上段の雲に座っている人は「父なる神」、つまり、「天地創造の全能の神」です。
右側の天使は「大天使ガブリエル(大天使とは最高位の天使)」。
左側の女性は「マリア」で、のちのイエス・キリストの母になる女性です。
マリアの頭上で、マリアの方に頭を下げて、光線を放っている鳩は「聖霊」を意味しています。
父なる神の後方の三角形は「三位一体」を表しています。
三位一体とは父なる神、神の子であるイエスと聖霊である鳩のことです。
キリスト教の多くの宗派では、クリスマスの丸9ヶ月前の3月25日を受胎告知の祝日としてお祝いするそうです。